N-BOXがマイナーチェンジしたけど、中身がほぼ一緒の前期型がお得になってるってホント?
2026/07/24
▲大人気の軽スーパーハイトワゴン「ホンダ N-BOX」がマイナーチェンジされることになったが、変更点はデザインだけ。ならば、このタイミングでお手頃価格になるはずの「マイナーチェンジ前の3代目N-BOX」にぜひ注目をマイナーチェンジで変わったのは一部グレードのデザインだけ
日本で一番売れている軽自動車「ホンダ N-BOX」が2026年7月にマイナーチェンジを実施。とはいえは今回のマイナーチェンジは、エンジンや変速機、運転支援システムなどの本質的なメカニズムには手が加えられていません。
つまり変わったのはデザインだけ、それも、主にはN-BOX カスタムのデザインだけなのです。
であれば注目すべきは、中身的にはほぼ同じでありながら、価格がこなれてきた「前期型(2023年10月~2026年6月生産)」の中古車です。
マイナーチェンジ版の登場に伴って前期型の下取り車が増えたことで、市場では今、「最初の車検を待たずに手放された走行距離1万~3万km前後」という好条件な物件が、値頃感の強い価格で豊富に並び始めているのです。
この記事では、そんな「マイナーチェンジ前のホンダ N-BOX」に的を絞り、その上手な狙い方を検討してみることにしましょう。
▲こちらがマイナーチェンジ後のN-BOX カスタム。確かにラジエターグリルやフロントバンパーの意匠は変わっているが、「大幅に変わった」というほどではない▼検索条件
ホンダ N-BOX (3代目) × 2023年10月~2026年6月前期型のモデル概要:2代目と見た目は似ているが、中身は大幅に熟成
現行型である3代目ホンダ N-BOXは、一見する限りでは先代(2代目)とさほど変わっていないようにも見えます。
しかし、乗れば誰もが「軽自動車の域を超えている!」と実感できる傑作に仕上がっています。
▲こちらがN-BOX前期型の標準モデル。搭載されるパワーユニットは自然吸気エンジンのみ
▲こちらは上級モデルに相当する「N-BOX カスタム」。標準車とは異なるデザインを採用しており、ターボ付きエンジンを選択することも可能車体全体はとにかくしっかりしていますし、視界も抜群。水平基調なダッシュパネルの中にメーター類を収めることで「見下げ」を改善し、先代と比べ、ドライバー視点で1.5m手前までが視認できるようになっているのです。
また、インパネとドアライニング、ボンネットフードまでのラインをすべて水平基調にすることで「きわめて車両感覚がつかみやすい状態になっている」というのも、3代目N-BOXの隠れた美点です。
▲現行型N-BOX標準モデルの運転席まわり。メーター付近の張り出しをなくすことで、フラットですっきりとした視界を実現。また、左前方の視界も従来型以上に良好なものとなっている
▲標準モデルのキャビン。クラストップレベルの有効居住長はそのままに、先代と比べて前席で5mm、後席では55mmもショルダールームが拡大されている。また助手席グローブボックスの容量も、旧型比で約2倍に拡張されたさらに軽自動車で唯一、JNCAPの安全性能評価で満点(5つ星)を獲得しており、全グレードに「Honda SENSING」が標準装備されるなど、マイナーチェンジ前の前期型であっても、全方位的に死角のない完成度を誇っています。
中古車状況:走行距離1万km台の物件が総額100万円台で豊富に流通中
現在、前期型N-BOXの中古車は全国で9000台以上が豊富に流通しており、価格帯は総額120万~470万円といったところ。とはいえ、総額400万円以上となるのはキャンピングカー仕様などで、普通のモデルであればノンターボ車が総額120万~250万円、ターボ車が総額140万~280万円付近で検討できます。
また、流通している物件の9割以上が走行距離1万km台までの低走行車であり、ワンオーナーの禁煙車や、ディーラーの試乗車または展示車だった物件も数多く流通しているのが特徴です。
そしてグレードやボディカラー、オプション装備の選択肢も非常に豊富であるため、「自分好みの仕様をじっくり吟味しながら選べる」という点も、現行前期型N-BOXの大きな美点です。
▲ボディカラーは定番色からシブい色まで豊富にラインナップされており、「モノトーンを選ぶか、それとも2トーンにするか?」という部分でも楽しく迷うことができる中古車のオススメ①:価格重視で選ぶなら標準モデルのベースグレード(660)
予算を抑えつつ現行型N-BOXの本質を味わいたいなら、標準モデルのベースグレード(カーセンサーnetでは「660」および「660 4WD」と表記)がベストです。
▲こちらが現行型ホンダ N-BOXの標準モデル。写真のボディカラーはプラチナホワイト・パールこちらは3代目N-BOXの中では最もベーシックなグレードですが、運転支援システム「Honda SENSING」やパワースライドドア(リア左側)、運転席&助手席シートヒーターなどは標準装備。もちろん上を見ればキリはありませんが、普通に実用車として使う分には、装備の面で不満を覚えることはほぼないでしょう。
▲ベースグレードであっても、図版のパーキングセンサーシステムのほか、渋滞追従機能付きアダプティブクルーズコントロールや誤発進抑制機能、衝突軽減ブレーキ・近距離衝突軽減ブレーキ等々は標準装備中古車価格の目安は、走行距離1万km台までの物件でも総額120万~150万円といったところ。まさに最強コスパな選択肢です。
▼検索条件
ホンダ N-BOX (3代目) × 2023年10月~2026年6月 × 660系グレード中古車のオススメ②:手頃な価格でおしゃれ感をプラスするなら「ファッションスタイル」
お手頃価格でありながら「ちょっとしたおしゃれ感」もプラスしたいと考える人は、外装のカラーコーディネートが専用デザインになる「ファッションスタイル」がオススメです。
▲こちらが標準車の「ファッションスタイル」。オフホワイトのドアミラーおよびアウタードアハンドルとボディ同色のフルホイールキャップが、微妙だが絶妙なおしゃれ感を醸成しているこちらの機能面は660および660 4WDと同じですが、専用デザインの14インチフルホイールキャップ(カラード+オフホワイト)と、オフホワイト塗装が施されたドアハンドルおよびドアミラーにより、ポップでかわいらしい印象に仕上がっています。
ファッションスタイル系の中古車価格目安はおおむね下記のとおりです。
・660 ファッションスタイル:総額140万~180万円
・660 ファッションスタイル 2トーン:総額170万~190万円
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ホンダ N-BOX (3代目) × 2023年10月~2026年6月 × ファッションスタイル系グレード中古車のオススメ③:走りと存在感を重視したいなら「カスタム 660 ターボ」
「軽自動車だからといって、走りや質感にはいっさい妥協したくない」と考える方には、「カスタム 660 ターボ」がオススメです。
▲ワイルド系ではあるが、決してオラオラ系なデザインではない点が好印象な「カスタム 660 ターボ」専用のフロントグリルや一文字に光るLEDライトなど、外観がきわめてスタイリッシュに仕上がっているだけでなく、高速道路の合流や、大人が4人フル乗車しての坂道でも、普通車顔負けの力強い加速を見せてくれるのがこのグレード。
ヘッドライトには「ダイレクトプロジェクション式フルLEDヘッドライト(デイタイムランニングランプ付き)」というモノが採用されており、流れるように光るシーケンシャルターンシグナルランプも標準装備。
そしてカスタムのホイールは14インチのアルミホイール(シャークグレー塗装+切削)が標準ですが、ターボの場合は15インチとなり、プライムスムース×トリコット(スエード調)のコンビシートと本革巻ステアリングホイールも標準装備です。
▲本革巻きステアリングを採用するとともに、各所にクロームメッキ加飾を施すことで標準モデル以上の上質感を演出しているカスタム 660 ターボの運転席まわり装備も走りも上質な分だけ、中古車価格は他のグレードより若干高くはなってしまうのですが、それでも下記ぐらいの価格帯にて、走行距離1万km台までの物件を見つけることができるでしょう。
・カスタム 660 ターボ:総額160万~190万円
・カスタム 660 ターボ コーディネートスタイル:総額180万~210万円
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ホンダ N-BOX (3代目) × 2023年10月~2026年6月 × カスタム 660 ターボ系グレード中古車のオススメ④:アウトドアテイストを求めたいなら「ジョイ」
「ホンダ N-BOXという車をアクティブに使いたい」と考えるなら、2024年に追加された新グレード「ジョイ」がオススメとなります。
▲前後バンパーの両端や下側、前後ドアの下端を黒の樹脂にして、傷や汚れが目立ちにくいよう配慮すると同時に、「アウトドア感」も強調しているN-BOX ジョイ。パワーユニットは自然吸気とターボ付きの双方がラインナップされているN-BOX ジョイは、専用のフロントグリルやブラックを配した前後コンビネーションバンパーなどを装備することで、エクステリアにアクティブな雰囲気を付与。
そしてインテリアには汚れが目立ちにくいチェック柄のシートを採用した他、後席を倒すとキャビンの後端まで床面がフラットとなる、足を伸ばしてくつろげるテラスのような空間を作ることもできるグレードです。
▲インテリアはアウトドアテイストを感じるカーキ色でまとめられ、汚れが目立ちにくいチェック柄の撥水ファブリックシートが採用されている
▲荷室の床面を通常モデルより80mm高めることで、格納した後席部分からラゲージルームフロアに至る超フラットフロア化を実現。バックドアを開けると、まるでテラスにいるかのような感覚を味わうことができる2024年途中に登場した比較的新しいグレードゆえ、中古車価格は決して格安ではありません。それでも下記のとおり、特にノンターボ車であれば、まずまず手頃な予算で走行距離1万km台までの物件を検討することが可能です。
・ジョイ 660 モノトーン:総額150万~180万円
・ジョイ 660 2トーン:総額160万~190万円
・ジョイ 660 ターボ モノトーン:総額180万~210万円
・ジョイ 660 ターボ 2トーン:総額190万~220万円
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ホンダ N-BOX (3代目) × 2023年10月~2026年6月 × ジョイ系グレード▼検索条件
ホンダ N-BOX (3代目) × 2023年10月~2026年6月
自動車ライター
伊達軍曹
外資系消費財メーカー勤務を経て出版業界に転身。輸入中古車専門誌複数の編集長を務めたのち、フリーランスの編集者/執筆者として2005年に独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、様々な自動車メディアに記事を寄稿している。愛車はスバル レヴォーグ STIスポーツR EX Black Interior Selection。
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