ステップワゴン▲ホンダの人気ミニバンであるステップワゴン(6代目)の燃費性能を紹介。写真はスパーダ(左)とエアー(右)

ホンダ独自のハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載し、広い室内と便利な装備で人気を集めるステップワゴン(6代目)。

そんなステップワゴンの燃費性能を解説。カタログ燃費やライバル車比較から、初期費用を抑えるための経済的な買い方も紹介します。
 

ステップワゴンの燃費をサクッとまとめ

【燃費性能】新車販売されているステップワゴン(6代目)のWLTCモード燃費は最高で19.8km/L
【実燃費】ユーザーからのクチコミではガソリン車でカタログ燃費を超える14km/Lを記録
【車種比較】ステップワゴンの燃費は日産 セレナ(6代目)と同程度と健闘
 

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ホンダ ステップワゴン(6代目)
 

ステップワゴンの燃費は最高19.8km/L。グレード別に紹介

ステップワゴン(6代目)のラインナップは、すっきりとしたデザインの標準仕様「エアー」と、上質感のあるエアロ仕様「スパーダ」に大別できます。

パワートレインは、1.5Lガソリンターボと、2Lガソリンエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドシステム「e:HEV」の2種類。ガソリンターボ車は2WDと4WDが設定されていますが、e:HEVは2WDのみです。
 

グレード パワートレイン 駆動方式 WLTCモード燃費
エアー 1.5Lガソリンターボ 2WD 13.2km/L
エアー EX 2WD 13.1km/L
4WD 12.2km/L
スパーダ 2WD 12.9km/L
4WD 12.1km/L
スパーダ プレミアムライン 2WD 12.5km/L
4WD 12.1km/L
e:HEV エアー EX 2Lハイブリッド 2WD 19.8km/L
e:HEV スパーダ 19.6km/L
e:HEV スパーダ プレミアムライン 19.5km/L
e:HEV スパーダ プレミアムライン ブラックエディション
グレード パワートレイン 駆動方式 WLTCモード燃費
エアー 1.5Lガソリンターボ 2WD 13.2km/L
エアー EX 2WD 13.1km/L
4WD 12.2km/L
スパーダ 2WD 12.9km/L
4WD 12.1km/L
スパーダ プレミアムライン 2WD 12.5km/L
4WD 12.1km/L
e:HEV エアー EX 2Lハイブリッド 2WD 19.8km/L
e:HEV スパーダ 19.6km/L
e:HEV スパーダ プレミアムライン 19.5km/L
e:HEV スパーダ プレミアムライン ブラックエディション

スムーズで静かな加速が味わえるハイブリッドのe:HEV車は最高で19.8km/Lと低燃費。エアーとスパーダの燃費差は、エアーの方がわずかに優れています

これは、おそらく搭載する装備の違いによる差でしょう。エアーはスパーダより装備が簡素で、車重も軽いため、燃費性能が良くなっているのです。
 

ハイブリッド車の燃費をグレード別・走行モード別に比較

WLTCモードには総合燃費の他、実際の走行シーンを想定した「市街地モード」「郊外モード」「高速道路モード」という測定モードもあります。

まずは、ハイブリッド車における各モードの燃費を見ていきましょう。
 

グレード 市街地モード 郊外モード 高速道路モード
e:HEV エアー EX 19.5km/L 20.4km/L 19.5km/L
e:HEV スパーダ 19.7km/L 20.2km/L 19.2km/L
e:HEV スパーダ プレミアムライン 19.6km/L 20.1km/L 19.1km/L
e:HEV スパーダ プレミアムライン ブラックエディション
グレード 市街地モード 郊外モード 高速道路モード
e:HEV エアー EX 19.5km/L 20.4km/L 19.5km/L
e:HEV スパーダ 19.7km/L 20.2km/L 19.2km/L
e:HEV スパーダ プレミアムライン 19.6km/L 20.1km/L 19.1km/L
e:HEV スパーダ プレミアムライン ブラックエディション

最も燃費が良かったのは郊外モード。中速域で安定して走れるシーンでは効率的に発電できるため、燃費が伸びたと考えられます。

さらに、市街地モードと高速道路モードは郊外モードより燃費が低くなっていますが、決して悪いわけではありません。

どのシーンでも燃費が良いのは、ステップワゴンのハイブリッド車における魅力。日常の買い出しから週末の遠出までファミリーユースに適した燃費性能といえそうです。
 

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ホンダ ステップワゴン(6代目)× ハイブリッド車

1.5Lガソリンターボ車の燃費をグレード別・走行モード別に比較

続いて、ガソリンターボ車の燃費を走行モードごとに見ていきましょう。
 

グレード 駆動方式 市街地モード 郊外モード 高速道路モード
エアー 2WD 9.5km/L 13.9km/L 15.2km/L
エアー EX 2WD 9.5km/L 13.7km/L 15.1km/L
4WD 8.9km/L 12.8km/L 14.1km/L
スパーダ 2WD 9.4km/L 13.6km/L 14.8km/L
4WD 8.9km/L 12.6km/L 13.8km/L
スパーダ プレミアムライン 2WD 9.2km/L 13.1km/L 14.2km/L
4WD 8.9km/L 12.6km/L 13.8km/L
グレード 駆動方式 市街地モード 郊外モード 高速道路モード
エアー 2WD 9.5km/L 13.9km/L 15.2km/L
エアー EX 2WD 9.5km/L 13.7km/L 15.1km/L
4WD 8.9km/L 12.8km/L 14.1km/L
スパーダ 2WD 9.4km/L 13.6km/L 14.8km/L
4WD 8.9km/L 12.6km/L 13.8km/L
スパーダ プレミアムライン 2WD 9.2km/L 13.1km/L 14.2km/L
4WD 8.9km/L 12.6km/L 13.8km/L

このように、ストップ&ゴーを繰り返す市街地モードは不得手ですが、郊外モードと高速道路モードではクラス相応の燃費性能となっています。
 

ハシモトタカシ

著者・ハシモトタカシガソリン車の燃費性能はミドルサイズミニバンとして及第点といえます。しかし、ターボを搭載しているので動力性能に不足はなく、街中を快適に走ることができます。

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ホンダ ステップワゴン(6代目)× ガソリン車

ステップワゴンの燃費は2025年5月の改良前後で異なる

6代目ステップワゴンは改良前後で燃費が異なります。
 

ハイブリッド車の燃費は同一グレードは変わりませんが、後期型で設定された「エアー EX」は前期型のエアーより0.2km/L低下。一方でガソリン車は全グレードで下がり、特に4WD車では1km/Lの差があります。
 

その理由は様々ですが、ひとつに先進安全装備「ホンダセンシング」の機能向上や装備の拡充に伴い、電装系の負荷が大きくなったことが挙げられるでしょう。

しかし、使い勝手は確実に向上していますし、後期型でも燃費は決して悪くありません。そのため、ネガティブに捉える必要はないでしょう。
 

ステップワゴン e:HEV エアー▲2025年5月の改良前に設定されていた、最も低燃費な「e:HEV エアー」。なお、この改良による内外装の変化はない
 

ステップワゴンの燃費を現行型(6代目)と先代(5代目)で比較

6代目ステップワゴンの燃費性能と、先代である5代目との違いを見てみましょう。
 

5代目ステップワゴン▲2015年4月~2022年4月に生産された5代目ステップワゴン。画像は最終モデルのe:HEV スパーダ G ホンダセンシング

比較したのは、6代目の後期型および5代目の最終モデルのスパーダ。5代目にはハイブリッド車の4WDが設定されていないため、2WDで比べてみました。
 

モデル グレード WLTCモード燃費
現行・6代目 スパーダ 12.9km/L
e:HEV スパーダ 19.6km/L
先代・5代目 スパーダ ホンダ センシング 13.6km/L
e:HEV スパーダ G ホンダセンシング 20km/L
モデル グレード WLTCモード燃費
現行・6代目 スパーダ 12.9km/L
e:HEV スパーダ 19.6km/L
先代・5代目 スパーダ ホンダ センシング 13.6km/L
e:HEV スパーダ G ホンダセンシング 20km/L

実は、5代目の燃費性能は6代目より高いということが分かります。

5代目が当初搭載していたハイブリッドシステムは「スポーツハイブリッドi-MMD」。途中からe:HEVに変更されましたが、これはシステムが変わったのではなく、名称変更と捉えて問題ありません

つまり、6代目の e:HEVは5代目を改良して進化していますが、エンジンもモーターも基本的に同じ。そのため、ボディサイズが小さくて軽量な5代目の方が若干好燃費となっているのです。
 

ハシモトタカシ

ハシモトタカシとはいえ6代目は高性能な装備を積み、使い勝手は格段に進化しています。それでありながら、5代目との燃費差をわずかに抑えたのは見事です。

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ホンダ ステップワゴン(5代目)
 

ステップワゴンの実燃費は? ユーザーのクチコミを紹介

ここからは6代目ステップワゴンの実際の燃費をチェックしてみましょう。以下は、カーセンサー内のクチコミ評価ページに寄せられたユーザーの実燃費です。
 

6代目ステップワゴンのユーザーからのクチコミ

  • 投稿者:NAさん
  • エリア:兵庫県
  • グレード:エアー
  • 実燃費:14km/L

NAさんの実燃費は14km/L。なんとWLTCモード燃費の13.2km/Lを上回っていました。

これはあくまで一例であり、カタログ燃費を上回るケースは珍しいでしょう。しかし、走り方や走行環境によっては「優れた燃費性能を発揮するポテンシャルを秘めている」とはいえそうです。
 

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ホンダ ステップワゴン(6代目)
 

ステップワゴンのハイブリッド車とガソリン車、燃費で選ぶならどっち?

ハイブリッド車とガソリン車をラインナップする6代目ステップワゴンですが、実際にどのくらいガソリン代が異なるのでしょうか?

スパーダのハイブリッド車とガソリン車を例に挙げ、試算してみました。
 

走行距離 e:HEV スパーダ スパーダ 燃料費の節約効果
1万km 8万6327円 13万1163円 4万4836円
3万km 25万8980円 39万3488円 13万4508円
5万km 43万1633円 65万5814円 22万4181円
7万km 60万4286円 91万8140円 31万3854円
10万km 86万3265円 131万1628円 44万8363円
15万km 129万4898円 196万7442円 67万2544円
走行距離 e:HEV スパーダ スパーダ 燃料費の節約効果
1万km 8万6327円 13万1163円 4万4836円
3万km 25万8980円 39万3488円 13万4508円
5万km 43万1633円 65万5814円 22万4181円
7万km 60万4286円 91万8140円 31万3854円
10万km 86万3265円 131万1628円 44万8363円
15万km 129万4898円 196万7442円 67万2544円
※燃料費は経済産業省資源エネルギー庁「石油製品価格調査の結果」(5月20日)によるレギュラーガソリン価格の169.2円/Lを用いて試算。

6代目の新車価格を見てみると、スパーダのハイブリッド車とガソリン車の価格差は39万4900円。この価格差を燃料費だけで回収すると、8万8000km以上の走行が必要。

年間の走行距離は5000~7000kmが一般的なので、13~17年ほど使い続けて元が取れる計算です。

低燃費に目が行きがちなハイブリッド車ですが、あまり距離を走らないのであればガソリン車の方がむしろ有力な選択なのです。
 

 

ステップワゴンの燃費をノア、セレナと比較

6代目ステップワゴンの燃費性能は、競合となるトヨタ ノア(4代目)と日産 セレナ(6代目)と比べると良いのでしょうか?

スタンダードなグレードのハイブリッド車(2WD)で比較してみました。
 

車種 グレード 燃費
ステップワゴン(6代目) e:HEV エアー EX 19.8km/L
e:HEV スパーダ 19.6km/L
ノア(4代目) S-X 23.8km/L
S-G 23.6km/L
セレナ(6代目) e-POWER X 20.3km/L
e-POWER ハイウェイスターV 19km/L
車種 グレード 燃費
ステップワゴン(6代目) e:HEV エアー EX 19.8km/L
e:HEV スパーダ 19.6km/L
ノア(4代目) S-X 23.8km/L
S-G 23.6km/L
セレナ(6代目) e-POWER X 20.3km/L
e-POWER ハイウェイスターV 19km/L

最も燃費性能が良かったのはノア。ステップワゴンの燃費はセレナの標準仕様である「e-POWER X」より低かったものの、「e-POWER ハイウェイスターV」よりは良好でした。

ただし、ステップワゴンは全長と全幅がノアやセレナより少しだけ大きくなります。その体格差を踏まえると、セレナと同等の燃費性能はむしろ健闘しているといえるでしょう。
 

ノアとセレナ▲エンジンとモーターを併用し高い効率を誇るノア(左)と、エンジンは発電に徹しモーターで駆動する「e-POWER」を搭載するセレナ(右)

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トヨタ ノア(4代目)

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日産 セレナ(6代目)
 

購入費用を賢く節約! ステップワゴンの中古車が経済的

良好な燃費の6代目ステップワゴンですが、中古車なら購入費用も抑えられるのでより経済的です。

2026年5月における中古車の平均総額は約389.4万円。最安の物件は総額212.2万円で、総額300万円を切るものも見つけることもできます。

掲載台数も約1500台と豊富なので、条件に合った1台を見つけやすくなっています。
 

オススメの選び方①:コスパを重視するなら「e:HEV スパーダ」

ステップワゴン e:HEV スパーダ▲エアーよりも都会的な顔つきの「e:HEV スパーダ」。エアロ仕様のエントリーグレードだが、装備は充実している

コスパを優先するなら「e:HEV スパーダ」が最有力候補です。

スパーダは、エアーと比べて装備が充実。前席シートヒーターや、汚れが付きにくいシート生地「ファブテクト」など、ファミリーにはうれしい装備が採用されています。

他にも全列USBチャージャーやパワーテールゲートが備わるなど、これを選んでおけば間違いなし! といった内容になっています。
 

ステップワゴン e:HEV スパーダ 内装▲内装も黒基調で高級感が漂う。2列目のキャプテンシートにはオットマンが備わり、ゆったりとくつろげる

新車時価格を考えるとガソリン車の標準仕様の方が安い物件を見つけやすそうですが、e:HEV スパーダは人気グレードなので選択肢が豊富。結果的に他グレードよりリーズナブルな物件を見つけやすくなっています

具体的にいうと、中古車の流通台数が約585台、価格帯は総額で約260万~470万円。ボリュームゾーンは総額300万~450万円ですが、総額300万円強で走行距離4万km以下の物件を見つけることができます。
 

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ホンダ ステップワゴン(6代目)× e:HEV スパーダ

オススメの選び方②:シンプルなデザインが好きなら「e:HEV エアー EX」

ステップワゴン エアーEX▲2025年の改良で追加された「エアー EX」。親しみやすいデザインと、スパーダと同等の上級装備が融合し人気に

経済的にステップワゴンに乗るなら、前述したe:HEV スパーダを選ぶのが王道ですが、「シンプルなデザインが好き」というなら「エアー EX」がオススメです。

これは2025年の改良で追加された標準仕様の上位グレード。本革巻ステアリングホイールや全席USBチャージャー、パワーテールゲートなどスパーダと同等の装備が採用されています。
 

ステップワゴン エアーEX 内装▲明るいリビングのようなインテリアもエアーの特徴。水平基調のデザインで乗員の視野を安定させ、乗り物酔いを起こしにくくする配慮も

登場から1年ほどしか経過していないため、中古車の流通台数は約195台と少なめ。価格帯は総額で約335万~500万円とまだ高めで、ボリュームゾーンも総額350万~450万円のレンジに集中しています。

ただ、走行距離1万km以下の物件が全体の9割弱で、そのうち約4割が登録済未使用車です。認定中古車も豊富で、そこまでコンディションに気を使わずに中古車を選ぶことができるでしょう。
 

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ホンダ ステップワゴン(6代目)× e:HEV エアー EX

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ホンダ ステップワゴン(6代目)

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文/ハシモトタカシ 写真/ホンダ、トヨタ、日産
※記事内の情報は2026年6月16日時点のものです。
ハシモトタカシ

自動車ライター

ハシモトタカシ

大学時代はプロダクトデザインを専攻する傍ら、自動車系ニュースサイトで学生記者としてアルバイト。卒業後は大手自動車ポータルサイトに入社し、広告営業・編集者として約10年間コンテンツ制作に従事し独立。愛車でサーキット走行に興じる傍ら、車3台・バイクを3台を所有し大型免許も保有する無類の乗り物好き。